一面の銀世界をドライブする…
爽快感の裏には常に危険がひそんでいます。
雪国の人でも
「雪道は自信ないんだよ」
という人も少なくない。
そんな不安を抱えるドライバーに
テクニックと万全の装備を紹介しましょう。
思わぬハプニングに巻き込まれる前に、
スノードライブの基礎知識を身につければ、
楽しいウインターシーズンを手に入れたようなもの!
安全で快適なドライブをして
さあ奥飛騨に出発だ!
【第一巻 冬装備】
まず、用意しなければならないのが
車の冬装備。
よく雪道を走行されるのであれば
「スタッドレスタイヤ」
携行用に
「タイヤチェーン」
あと「スノーワイパー」
「アイスクレーバー(ブラシとヘラの棒)」。
【※いざという時の為に】
○けん引ロープ
○ブースターケーブル
○防寒着
○シャベル・スコップ
○懐中電灯
○携帯電話
○JAFの会員証
○手袋
○毛布
○霜取りスプレー
○ウェットティッシュ
【第二巻 心構え】
○燃料は余裕を持って
山間部では峠道が多く積雪もあれば燃費が悪くなります。
さらにGSまでの距離が遠く、
営業時間も限られるため燃料には余裕が必要です。
○バッテリーが弱っていないかチェック
極寒の奥飛騨ではバッテリーも悲鳴を上げます。
エンジンがかかりにくくなることも。
古いバッテリーは交換を。
○ディーゼル車は軽油の凍結に注意を
よくあるパターンです。
ディーゼル車は現地で給油しましょう!
寒冷地仕様のものでないと凍結の恐れがあります。
高速道路SA等での給油がおススメです。
○ゆとりを持ったスケジュールをたてましょう
安全運転を心掛けスピードは控えめに。
よって移動時間に遅延が発生します。
気持ちを切り替えカーナビ等の時間目安よりも
ゆとりを持ったスケジュールを立ててください。
路面状況を確認しましょう。
どこから積雪があるのか分かっていれば
怖さも半減します。
交通情報を確認しましょう。
冬季閉鎖道路や事故が多い季節です。
![初級4](http://okuhida-fuyumonogatari.com/wp/wp-content/uploads/2012/12/e023de86bf8d0b27b54f580107ce46f0-300x225.jpg)
【第三巻 雪道での夜間走行は危険?】
雪道での夜間走行は昼に比べて何倍も危険といえます。
昼にとけた水が氷となる「ブラックバーン状態」。
ライトで白く反射し路面の状況が把握しづらくなります。
また有事の際も、
交通量が少ないため助けてもらえる確率が減ります。
できるだけ明るい時間に走行しましょう。
降雪時は昼間でもライト点灯を。
【第四巻 ABSついて】
ABS(アンチロックブレーキシステム)は
ブレーキ時に安定した車体姿勢を確保し、
ハンドル操作を可能にする装置で、
制動距離を短くしてくれる装置ではありません。
当然、雪道で
「ABSがついているから早く止まれる」
という装置ではありません。
実際、路面状況によって、
ABS付がついている車のほうが
制動距離が伸びる場合もあります。
また、ABSの性能によっても制動距離が大きく変わります。
・スピードを出しすぎないこと。
これが一番重要です。
⇒【中級編へ続く】
・コーナーでは十分過ぎるぐらい減速すること。