厳寒の奥飛騨、大自然が創りだす芸術作品、奥飛騨冬物語。

2014年01月23日(木)  かまくらの天井に穴?


今日も、昨日に続いてのかまくらの準備作業。

お天気にも恵まれて、素晴らしい北アルプスを眺めながらの作業です。

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頑張って掘ったかいもあって、穴掘りはほぼ完成。
残るは、、修正や装飾といった調整です。

ふと見ると、囲炉裏を入れる予定のかまくらの上に、1人の男。

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別に悪さをしてるわけではありませんが、何か鉄の棒を持って、グリグリ。

そのかまくらの中では、もう1人の男が、
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こちらは部下らしき様子。なにをしているのやら・・・・・。

囲炉裏を入れるかまくらは、天井に穴を開けます。
この穴が、重要!!

役目その1
煙抜きです。
囲炉裏では炭が起こしてありますから、換気のための穴が必要です。

役目その2
風通し。
これが、意外に知られていない役目。
囲炉裏で火が起きていれば、その熱でかまくら内部の表面がとけます。
夜に、火を消したあと、天井に穴があることで、風通しがよくなって、かまくら表面の水分が、氷点下の気温で、再度しっかりと凍り付きます。
おかげで、かまくらは頑丈なまま。

これが中尾のかまくらがしっかりしている理由の1つ。

1日の仕事の最後には、かまくらから出た雪や氷の処理。
これをきちんとやらないと、会場がガタガタになって、皆さんが歩きにくくなりますからね。

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